アドラーの心理学から学ぶ 介護ストレスへの対処

 

心理学とは人の心の構造がどうなっているのかを分析し、その人が障害となっている心の問題を明らかにし再学習により社会生活を円滑にするという学問であると私は思います。

 

ジークムント・フロイトは精神分析により、潜在意識に潜む心の問題を明らかにすることにより精神障害に対応しようとしました。それに対し

アドラーはできない理由を過去の原因にさかのぼったところで、一歩も進まず迷ったり、悩んだりするのも全ては失敗したときの言い訳に過ぎない。どんな過去があったにせよ自分の心の障害は乗り越えることができると考えます。読んでいただければ「変えられる人生は捨てたものじゃないよ」と前向きになれると思います。

 

介護職で人間関係が嫌になった人へ

 

共同体感覚の再学習

誰もが幸せになりたいのにそうなれないのはなぜでしょうか。

アドラー心理学では「共同体感覚の欠如にあると捉えます。

共同体感覚とは家族、会社、地域、国などの共同体に自分の居場所があると思えることです。

そのためには、ありのままの自分を受け入れる「自己受容」

他者を信頼する仲間と思う「他者信頼」

そんな仲間である他者に貢献したいと思う「他者貢献」を実感することが大事です。

 

人は今すぐ幸せになれる ー アドラー100の言葉 和田秀樹監修

からアドラーの名言を書き出してみました。

アドラー心理学では「仕事、交友、愛」が人生の3つの課題だそうです。

この本も「仕事、交友、愛」を基本にして書かれています。

本書には以下の文章の解説がかかれて、アドラー心理学をうまくまとめています。

以下の文章だけでは分からない用語が出てきますのでアドラーの本を読んでいただいて眺めていただければ人間関係が嫌になった時、勇気づけられると思います。

 

1 今この瞬間から幸せに向かう

①    幸福になるために必要なことはその一歩を踏み出すことだ

②    幸福は投資したら複利で増えていくものである

③    不幸は失望から生まれる。そして大半の失望は、無知によって生まれる

④    不安や悲しみは常にライフスタイルと一致している

⑤    勇気と自信があり、リラックスしている人だけが、好機からだけでなく困難からも益を受けることができる

⑥    困難は次のように見る必要がある。解決されることで我々を楽観主義へと導く課題であること

⑦    人生に挑戦が尽きないことは我々にとって幸運である

⑧    あらゆる問題には、共同体感覚と勇気と協力への準備が必要です

⑨    幸せな人は現実に合わせて考えを広げるが、不幸な人は{こうあるべき}という先入観に合わせて現実を歪める。

⑩    生まれつきの欠点と能力のなさの犠牲者であると信じる人は絶望して努力しなくなる

⑪    勇気をくじかれた子供は些細なことで虚栄心を満足させる

⑫    人生を混乱に陥れる最も本質的な要因は見栄を張って失敗することだ

 

2 働く幸せを知ろう

①    仕事に「突進」して人生に立ち向かう人生はあまり幸福ではない

②    仕事の問題を解決する最善の手段は第二の人生 - 即ち交友の問題を解決することだ

③    甘やかされて育った人は社会の為になることを「した後」ではなく「する前に称賛されることを望む。

④    怒りを爆発させる人は、怒りをできるだけ速やかに解決したいだけだ

⑤    自分では抑えきれない力を求めて世界と戦う人は野心、嫉妬、不振を心で成長させる

⑥    幸せに反する感情をまず変えてみようと試みるのは全く無意味である

⑦    人間は何かを持っているとか、なにかがあるではなく、劣等感の克服に合致する何かを行うことから幸福を得られる

⑧    虚栄心があると共同体感覚との矛盾に陥り、どんな出口も見つけられなくなる

⑨    自分の喜びと満足の為に努力しなさい。それは同時に、他者への大きな貢献です

⑩    悪は決して最初からあるのではない。勇気をくじかれた結果だ

⑪    勇気が欠けていると社会的な道を歩むことができない

 

3 愛する勇気を持つ

①    勇気ある人だけが、本当の愛を経験できる

②    愛は分かち合えるし与えることもできるが要求することはできない

③    仕事への関心を持つこと友情を保てること自分よりパートナーに関心を持つこと

④    結婚は一緒に生きていくことを決意することで、目的はお互いの人生を援助し、豊かにすることだ

⑤    相手を教育したい、批判したいと常に思うのならば、それは結婚の準備ができていない証拠だ

⑥    お互いに自分よりも相手に関心があれば、対等な関係にあるでしょう

 

4 幸福論

①    共同体感覚は生まれ持った本能ではなく、可能性が遺伝される

②    共同体感覚があるから心は成長する

③    不安はただ連帯によってのみ消える

④    すべての葛藤は共同体感覚へのテストです

⑤    人との協力が必要だと私が理解するようになったのは、「自分が他の人と結びついている」という感覚によるものだった

⑥    自分の持っている全てを与える愛は他者に貢献できる最高の手段である

⑦    愛情は心から表現しましょう。愛情を表に出すことでお互いの所属感が強まります。

⑧    人生の課題へのすべてに答えは人が一人では生きられない事実に照らされたものでなければならない

⑨    幸福な人は戦う楽観主義者である

⑩    戦いよりも共同体感覚を通じてのほうが、より多くの進歩がみられる

⑪    我々の行動のすべてが未来を作る

 

 

 

 

アドラー心理学の要約

 

アドラー心理学入門 ロバート・ランディン著 前田憲一訳より

 

Ⅰ   キーワード

個人的な目標を作り出す必要性

自己向上の努力と共同体感覚

劣等性の克服

建設的なライフスタイルの発達

 

Ⅱ 劣等性の原因には生物的な欠損と環境の状態に原因がある場合があります。

劣等性にうまく対処する最も基本的な手段の一つは補償です。補償は何か障害があったときそれに対する別のものを得意にすることで劣等感を克服することです。

アドラーは人間のパーソナリティーを探求するために目的論的な研究法を主張し目標を立て未来への努力が必要であるとしています。

試験で高得点を取る、いい大学を卒業する、よい配偶者を見つけ結婚する、老後の貯えをしっかりする等、アドラーはこのような虚構の目標を持つことは健全なことであるとしています。

私たちが現実のものであれ、空想のものであれ将来の目標に自分の行動を方向付けるとき何らかの駆り立てる力が必要です。アドラーは「優越あるいは、自己向上への努力」と表現しています。やりがいのある活動はこれらの努力を満たす方法を調べることです。

私たちの社会では達成を激励します。楽天的な人は人生にポジティブな姿勢を持ち社会的に有用な人物になります。

努力から生ずることはアドラーが「共同体感覚」と呼んだある関心です。これは生まれつきある可能性ですが育成されなければなりません。「共同体感覚」とはこれら一見矛盾する価値観の中で人がしあわせに生きるために必要となる感覚です。簡単に言えば、和をもって尊しとなす日本のよき文化そのものです。協和、協調を重んじることこそが人が共同体の中でしあわせに生きていける方法だということです。

不適応、犯罪者、アル中、売春婦、利己的な人、自己本位な人、自己中心的な人は共同体感覚を欠いていると言います。十分適応性のある人は自分の共同感覚、社会問題、慈善事業への援助と関心を表すと言います。

優越への努力と共同体感覚の次にアドラーは活動性の程度が特に重要と考えました。身体的エネルギーの多い子供は活動性が高く、閉じこもって一人でゲームばかりしている子は活動性が低いと考えています。

ライフスタイルを理解するためには多くの異なった方法で表現されます。ライフスタイルには私たちが人生の難問、自分の目標、補償それらに立ち向かう方法、自分の優越への努力を達成し共同体感覚を表現する手段が含まれています。

私たちのライフスタイルは幼少期に私たち自身が形成し、もしライフスタイルに欠陥があるなら私達はそれを変えることができます。ライフスタイルを発見する方法はその人の対人関係の行動を観察することです。

アドラーは人間関係の3つの領域を「人生の三つの課題」として区別しました。

解決には共同体感覚を豊かにすることが含まれています。

三つの領域には(1)社会との関係(2)仕事(3)愛と結婚があります。

 

Ⅲ アドラー心理学の特徴

1 人格全体が統一体であることを強調した

2 「優越への努力」、「自己向上への努力」として区分した

3 人間が生まれつき持っている共同体感覚の可能性、社会を改善しようとする努力を信じている

4 男女平等、性的平等を達成する女性たちの解放を強調した

5 宗教はそれ自体が共同体感覚を促進するので有用であると信じた

6 人間性に楽天的であった

7 欠陥あるライフスタイルを再構成して共同体感覚を促進する方法として

心理療法の位置を強調した

 

Ⅳ アドラーの見解の要約

社会の一部になることはあらゆる人間にとって普遍的な一面で他の人々が良くなることを願うことを共同体感覚と名付けて区別した。

共同体感覚は全ての人類への所属感を意味し、それによって協力と分業を生み出すことができる。

うぬぼれ、自己中心と病的行動は共同体感覚からの欠如から生じる。社会で適応できない人の大部分は共同体感覚が欠けているとしている。

 

Ⅴ パーソナリティーの形成について

因果関係よりも未来への努力を強調した。

私たちは4~5歳までに自身のライフスタイルを形成する。

欠陥あるライフスタイルは異常な行動を引き起こすが、これは子供時代の甘やかし、無視、不適切な補償から始まっている。根本的に動機づける力は優越(完全)になろうとする努力である。これらの感覚は正常である。子供が世界をどのように認知しているかと密接に関係している。

健康的なパーソナリティーでは劣等感は適切な補償を生じさせる。

 

以上

 

アドラーは多くの領域に自分の心理学を応用しています。心理療法の目的は人間としての福利に気を配りながら共同体感覚と他者への適応、指導を含んだより良いライフスタイルを作り出すこととしています。

 

 

 

介護ストレス解消・自己暗示、瞑想法について

 

自己催眠、瞑想法は様々な目的で用いられてきました。宗教的な悟りを開くため、修行僧が修行に用いたり。キリスト教などの祈りも含まれるかもしれません。卑弥呼が権力を保持しようとして用いた占いや呪術なども催眠を利用したものかもしれません。

催眠とは何かですが、「催眠(さいみん、: hypnosis)とは、暗示を受けやすい変性意識状態のひとつ。また、その状態(催眠状態)、およびその状態に導く技術(催眠法)を指す場合がある。催眠術(さいみんじゅつ、: hypnotism)とも呼ばれる。」(ウイキペディアより)

瞑想とは「瞑想(めいそう、英:Meditation)とは、を静めてに祈ったり、何かに心を集中させること、心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらすことである。この呼称は、単に心身の静寂を取り戻すために行うような比較的日常的なものから、絶対者()をありありと体感したり、究極の智慧を得るようなものまで、広い範囲に用いられる。」(ウイキペディアより)

今日ではスポーツやビジネスにおいても、ストレス解消法、能力開発、仕事の効率をあげるという目的で様々な方法が開発されています。あと様々な心理術のような本がありますが広い意味で、開運、占いの本もこのジャンルに入るかと思います。

様々な瞑想法、自己暗示の本を私は趣味で読んできました。大まかな感想としては「本の著書たちは自身の一つのオリジナルの体系だった商品として、瞑想、催眠を応用した著書を書こうとしている」ということです。

私自身はこの分野の本を自分で書こうとは全く考えていません。私の本職は理学療法士なので、あくまで催眠や瞑想は健康のためヨガをしたり、テニスをしたり合気道を習ったりする感覚で息抜きでしかありません。

大事なことは、「様々な本やその中に掛かれているテクニックの形だけに捉われない。」「楽しみながらリラックスして行う」「ある方法が期待するほど効果が出なくとも自分の努力が足りないからだと感じない」ことです。

自然科学、特に医学では厳密な知識、技術なしに病気を治すことは、できないので学会に所属して正しい知識、技術を常に更新する努力が不可欠になります。

それに対して催眠や、瞑想法は健康のためヨガをしたり、テニスをしたり合気道を習ったりする感覚で楽しんで行うものです。本屋さんで見つけた本を見て、それを楽しむ。沢山の本の中から「自分にあっているな」というものを探して自分に合った方法を試すくらいのつもりがよいと思います。

人間関係トラブルについて

 

「介護基本技術の介護ストレス」で多くの著書のエッセンスをまとめてきましたが、各スタッフ間のギャップについてまとめてみたいと思います。

 

どんな悪人でも罪を問われれば自分を正当化しようとします。悪い人間ほど自分のことは棚に上げて人のことを言いたがるものです。これが人間の天性で悪人だけに当てはまるのではなく我々も同じです。D・カーネギーは刑務所にいるアル・カポネを取材した事があるそうです。その時カポネは「自分は慈善事業などを行ってきたのに何でこのような仕打ちに合うのか分からない。」と言っていたそうです。

殺人、強盗、誹謗中傷をし、電気椅子にかけられる前の人でさえ、罪を問われても「あの時はああするしかなかったんだ。」と自分を正当化します。

 

ナポレオン・ヒルの名著「思考は現実化する」に次の名文があります。

この世には神あるいは英知とでもいう一つの力が存在していてそれが物質の最小単位まで浸透していて人間を取り巻くあらゆる働きを司っている。その英知、あるいは無限の知性が、ドングリを樫の大木に変身させたり、引力の法則に従って水を低地に流れさせ、夜の次は昼を、冬の次は春をというように物事に正しい秩序と関係を持たせている。

 

スティーブン・コーヴィの「7つの習慣」では、

人の価値観はどのように作られるのかを書いています。

「パラダイム」という言葉は科学用語として用いられてきましたが、最近では理論、既成概念、あるいは一定した見地をさす広い言葉で使われています。人はそれぞれ違ったパラダイムを持っています。しかし、パラダイム自身が間違っていたらその人の行動は、まちがったものになる。この本の本質は最初の方に出てきます。「手法はある特定の状況においてしか適応できないが、原則は深い基礎的な真理であり、不変の応用がある。」とあります。東京を歩くのに大阪の地図を持って歩けばとんでもない所に行ってしまうということです。世の中には人類が誕生して以来変わらない原則があります。それを解明するために自然科学が発達してきました。

P・F・ドラッカーは「社会科学において自然科学におけるようなパラダイム以上に何を前提にするかが意味を持つ。自然科学のパラダイムは物質の法則で原則が解明されれば、その法則は余程次の新しい発見があるまでは変化しない。これに対し社会科学、人間社会には不変の法則はない。変化してやまず、昨日有効だった前提が突然間違ったものになる。」と書いています。

しかし、社会科学においても基本となる原則は正義、公正さ、誠実、正直、人間の尊厳というような人間の文明が始まってから変わらない本質に基づいた物でないと本当の成功は生まれないという哲学をベースに作られています。21世紀に入ってグローバル化が進み日本でも世界でも20世紀以上の変化が進んでいます。日本での家族の概念も1920年と2020年では大きく変わってきます。日本の社会保障制度も迷走を続けています。

特に介護現場において、人間社会の急激な変化は働く人間にストレスを与え、本質に基づいた原則を見失いがちになります。そして、介護ストレスが起こります。

 

ストレスについて

「ストレス」は元々、物理用語で「張り」を意味する言葉でした。楽器の弦やテニスラケットのガットが張っている状態が程よくストレスがある状態といえます。

この弦が程よく張れていると楽器は良い音を奏でたり、テニスでボールをうまく打ち返すことができます。

この言葉を借りて心や体のピンと張れている状態を指すのが、今一般用語となっています。

心理学では心身に影響する日常生活すべての刺激を「ストレス」と扱うように思われます。

適度な楽器の弦やガットの張りは非常に良いものですが、たるんでいては良い音も出ませんし、十分にボールを打ち返せません。逆にあまり強く張りすぎると、すぐに切れてしまいます。丁度良い張り具合の時がもっともよい状態で使うことができます。

このことは、心や体のストレスの場合にも当てはまります。「心に張りがある」「張りのない仕事」などという言い方をされます。この「張り」が心理学用語の「ストレス」です。

ストレスが全くないとたるんだ状態です。一方、ストレスが強すぎても空回りしてしまいます。

 

良いストレスと悪いストレス

 

ストレスの量

適量のストレスはストレス喚起度を上げていくと、仕事の能率度・健康度を向上させます。

仕事を始めたばかりで新たな知識、技術が学べることは「良いストレス」です。

しかし、その量がある一定の量を超えると仕事の能率が下がってきます。私はこの文章を打ち始めたときは、新しい知識を皆さんに提供できるということで適度な張りでしたが今は疲れてきました。過剰に作業を続けると、このように能率が下がってきます。この状態が「悪いストレス」といえます。

 

ストレスの質

現代社会では様々な出来事がストレスとなります。自分の家族を亡くす、リストラ、会社の倒産、離婚、大地震などの災害などは自分の力ではどうにもならないストレスなので重大な鬱に陥りやすいです。このような種のストレスはないに越したことはありません。介護現場での人間関係、同僚との意見の相違、介護ミス、過重労働などは避けて通ることはできません。

ストレスを感じてもそれをいかにうまく対処するかが重要になります。

 

ストレスのやわらげ方

状況をどのように受け止めるかでストレスの度合いは変わってきます。

難題に遭遇した時、正面からそれにぶつかっていてはストレスにつぶされるだけなので、それに脅威を感じて逃げるだけでなく(種類によっては逃げることが必要になる)

問題から目をそらすことなくストレスの難題を客観的に分析し、結果を予想してそれが現実的なものであるか検討しましょう。

仕事に対して他の考え方はないかと探してみたり、山のような仕事には、仕事をリストアップして締め切りの近いもの、すぐに片付きそうなもの、そうでないものなどで優先順位を決めて仕事を進めるなどはストレスを軽減します。

職場の理解、同僚、仲間の協力、家族の力などが問題解決の推進力になります。

 

「あの人の考え方は間違っている」と感じるのもストレスになります。人間は自分とは違ったパラダイムでものを考える人を排除しようとします。この冒頭の文章「どんな悪人でも罪を問われれば自分を正当化しようとする。悪い人間ほど自分のことは棚に上げて人のことを言いたがる。これが人間の天性で悪人だけに当てはまるのではなく我々も同じだ。」を思い出してください。そして、次の文章を読んでください。

 

他人の欠点を直すことは大事なことである。しかし、他人を直そうとするより自分を直そうとする方が余程、得であり、危険も少ない。

若い時は人づきあいが下手で有名だったベンジャミン・フランクリンは後年、非常に外交的な技術を身に着け人を扱うのがうまくなり、ついには駐仏米大使に任命された。

彼の成功の秘訣は「人の悪口を言わず、長所をほめること」だと自ら言っている。

理解と寛容は、優れた品性と克己心を備えた人にして初めて持ちうる徳である。

英国の思想家カーライルは「偉人は小人物の扱い方によってその偉大さを示す」と言っている。

人を動かす秘訣はこの世にただ一つしかない。「自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」である。人を動かすためには相手の欲しいものを与えるのが唯一の方法で、ジークムント・フロイトは「人間のあらゆる行動は2つの動機から発する。性の衝動と偉くなりたいという願望」だとしている。

ジョン・デューイ教授は「人間の持つ最も強い衝動は重要人物たらんとする欲求」だと言う。

人が欲しがるものは、健康と長寿、食べ物、睡眠、金またはそれに代わるもの、来世の生命、子孫の繁栄、自己の重要感である。その中でなかなか満たされないのが自己の重要感で、フロイトの偉くなりたい願望とデューイの重要人物たらんとする欲求である。

ウイリアム・ジェームスは「人間の持つ性情のうちで最も強いものは他人に認められることを渇望する気持ちである」という。これこそ人間の心を絶えずゆさぶって焼けつくような渇きである。

 

人のパラダイムを変えることはとても難しいということです。

 

「どんな人間でも何かの点で私よりも優れている ― 私の学ぶべきものを持っているという点で」とエマーソンは言っている。

自分の長所、欲求を忘れて他人の長所を考えようではないか。そうすればお世辞など全く無用になる。うそでない心からの賞賛を与えよう。心から賛成し惜しみなく賛辞を与えよう。相手はそれを心の奥にしまい込んで終生忘れないだろう。与えた本人が忘れても、受けた相手はいつまでも忘れないでいつくしむであろう。

 

ゆえに人を動かす原則は ― 素直で誠実な評価を与える

 

どんな嫌な人でも、その人の考え方を知ろうとするのは、対人関係ストレスを和らげます。

 

ナポレオン・ヒルの名著「思考は現実化する」の究極のテーマは「逆境の中には、それがひどいものであればあるほど、その中にその逆境に見合った、強力な幸せの種子が隠れている。逆境であればある程、貴重な経験を積むことができる。」ということです。

ナポレオン・ヒルの「成功哲学」には私の大好きな一節が刻まれています。「不運な目にあったときは、それを過去のものとしてしまっておくことにしよう。あなたの心は、いつも未来への達成へと向けておこう。そうすれば過去の失敗は、未来への幸運となって作用することになる。」

人間の個性は遺伝とその人の経験によって培われた独自の産物であるということです。

あなたがもし自分以外の誰かとして生まれ、その人と同じ人生を歩んできたのなら、あなたもその人とまるっきり同じ行動をすると考えてみて下さい。そうすれば、あなたは自分の感情をコントロールできるようになるでしょう。

 

ストレスとは何か(ストレスに克つ 自律訓練法 笠井仁著より)

 

「ストレス」は元々、物理用語で「張り」を意味する言葉でした。楽器の弦やテニスラケットのガットが張っている状態が程よくストレスがある状態といえます。

この弦が程よく張れていると楽器は良い音を奏でたり、テニスでボールをうまく打ち返すことができます。

この言葉を借りて心や体のピンと張れている状態を指すのが、今一般用語となっています。

心理学では心身に影響する日常生活すべての刺激を「ストレス」と扱うように思われます。

適度な楽器の弦やガットの張りは非常に良いものですが、たるんでいては良い音も出ませんし、十分にボールを打ち返せません。逆にあまり強く張りすぎると、すぐに切れてしまいます。丁度良い張り具合の時がもっともよい状態で使うことができます。

このことは、心や体のストレスの場合にも当てはまります。「心に張りがある」「張りのない仕事」などという言い方をされます。この「張り」が心理学用語の「ストレス」です。

ストレスが全くないとたるんだ状態です。一方、ストレスが強すぎても空回りしてしまいます。

 

良いストレスと悪いストレス

 

ストレスの量

適量のストレスはストレス喚起度を上げていくと、仕事の能率度・健康度を向上させます。

仕事を始めたばかりで新たな知識、技術が学べることは「良いストレス」です。

しかし、その量がある一定の量を超えると仕事の能率が下がってきます。私はこの文章を打ち始めたときは、新しい知識を皆さんに提供できるということで適度な張りでしたが今は疲れてきました。過剰に作業を続けると、このように能率が下がってきます。この状態が「悪いストレス」といえます。

 

ストレスの質

現代社会では様々な出来事がストレスとなります。自分の家族を亡くす、リストラ、会社の倒産、離婚、大地震などの災害などは自分の力ではどうにもならないストレスなので重大な鬱に陥りやすいです。このような種のストレスはないに越したことはありません。介護現場での人間関係、同僚との意見の相違、介護ミス、過重労働などは避けて通ることはできません。

ストレスを感じてもそれをいかにうまく対処するかが重要になります。

 

ストレスのやわらげ方

状況をどのように受け止めるかでストレスの度合いは変わってきます。

難題に遭遇した時、正面からそれにぶつかっていてはストレスにつぶされるだけなので、それに脅威を感じて逃げるだけでなく(種類によっては逃げることが必要になる)

問題から目をそらすことなくストレスの難題を客観的に分析し、結果を予想してそれが現実的なものであるか検討しましょう。

仕事に対して他の考え方はないかと探してみたり、山のような仕事には、仕事をリストアップして締め切りの近いもの、すぐに片付きそうなもの、そうでないものなどで優先順位を決めて仕事を進めるなどはストレスを軽減します。

職場の理解、同僚、仲間の協力、家族の力などが問題解決の推進力になります。

 

基本的なストレスの考え方、ストレスの対処法は以上ですが、以下の文章も介護ストレス解決のヒントになると思いますのでご参考にしてください。

 

 

悩みについて

介護職には悩みがつきものである。人間関係、過重労働、利用者、家族からのクレーム等に対する書籍、文献は沢山ある。古典的な自己啓発書の中にその解決を見出すものも多い。

 

D・カーネギー

 

スティーブン・コーヴィーは「7つの習慣」の中で、過去200年間の「成功」に関する文献を調べた結果、最近の50年間はその場しのぎの薄っぺらい表面的なものにすぎない。と語っている。社員のやる気を引き出すには、お客様の気持ちを捉えるには、営業成績を上げるには、金持ちになるためには等の方法論が主流である。未来への備え、過去の失敗の反省の仕方などの内容が多い。それが悪いと言っているのではない。中には優秀な書籍もある。

D・カーネギーの「道は開ける」の冒頭に今日、今を生きる重要性を説いている。明日リストラにあったらどうしよう、昨日、上司にあんな態度をとらなければよかった。将来への不安、過去の後悔ばかりしている。「道は開ける」では、「今日一日のパンを与えてくださったことに感謝します」と言って明日のパンのことは一切触れない。今を懸命に生きて、「今日、一日の区切りで生きよ」と悩みについて述べている。

http://fanblogs.jp/kaigokihonn/

 

 

 

介護ストレス

 

介護ストレスには、腰痛、睡眠障害、疲れやすい、不安イライラ、仕事のできない職員への不満などがあります。介護のお仕事でストレスになることは沢山あります。施設の待遇が悪い、賃金が安いなどはストレス要因ですが、これらは各施設で解決してもらわなくてはなりません。

目次

介護ストレスに対するテクニック

Ⅰ アンガーマネジメント

 Ⅱ アーサティブとは

1 自分の事は自分で決める

2 操り人形にはならない

3 針のとんだレコードのように粘り強く繰り返す

4 のれんに腕押し

5 欠点についての質問

6 「私」を主語にすること

Ⅲ 人間関係トラブルに備える 

Ⅳ 7つの習慣

腰痛

睡眠障害

介護のいらいらについて

 介護うつを打ち消すための名言

人間関係

 

Ⅰ  アンガーマネジメント

誰にでも怒り不平はあります。その怒りを如何に有効に活かせるかを考えるのがアンガーマネジメントと言えます。歴史的には紀元前から哲学者達は、怒りを如何にコントロールするかを考え、怒りを抑える方法や様々な精神療法などが考えられてきました。

現在アンガーマネジメントは薬物、アルコール中毒、精神障害、生化学的変化、PTSD等の精神療法に応用され認知行動療法がアンガーマネジメントにおいてよく使われるそうです。

私は精神科医ではないので、精神療法を詳しく勉強しようとは思わないのですが、一ついいなと見つけたのはアンガージャーナル(怒りに関する日記)を書くことです。怒りに任せて書いたものを後から読んでみると自分の怒りに対処する方法を探すことができる事があります。アンガーマネジメントは精神障害、刑務所受刑者に主に使われる技術らしいのですが、介護現場でも重要だと思います。介護保険制度に問題がある。と考えてどのようにしたら現在の制度を変えていけるのかと考えることはとても重要だと思います。

よい考えが出て実行に移し制度がよくなれば怒りをうまく利用して社会貢献したことになります。心理学でいう昇華にあたります。

SNSでの昇華は気を付ける必要があります。怒りを正直に書きすぎて個人情報の漏洩や、他者に不利益になることがあるからです。介護現場でトラブルに遭遇することは日常的な事です。心身に障害がある方々を少人数でケアするのですからトラブルがないわけがなく、介護事故の連続です。いやな思いをしたり、退職を考えるような怒りを感じることは誰でもあり、それは貴重な経験でもあります。それを乗り越える度に介護職として強くなれるのではないでしょうか。意見交換でその経験を共有しあえる仲間に発信することは重要ですが、残念な結果に終わることも多々あるようです。前述のように他者に不利益ならないことが前提になると思います。私は1年くらい前にこのグループに参加しだしましたが、皆さんの投稿を見て自分なりに調べたことを自身のホームページで公開することによって今の職場でとても役に立っています。最初はアフェリエイトってどれくらい稼げるのかなという気持ちでしたが当初の目的は失敗しました。1年やって報酬は1000円いくかいかないかです。副業には全くなっていません。しかし、意見交換グループに参加することによって得られた利益はお金には代えがたいものがあります。アーサティブ、アンガーマネジメントという言葉すら知らなかったと思います。私の活動も一つのアンガーマネジメントと考えています。

皆さんも社会貢献になるような、独自のアンガーマネジメントをクリエイティブしてみてはいかがでしょうか。

 

Ⅱ  アーサティブとは

自己主張にはアグレッシブ(攻撃的)ノンアーサティブ(非主張的)アーサティブ(自分も相手も大切にする自己表現)の3通りに分けられます。アサーションとは1970年代ぐらいからアメリカで盛んになった運動です。アーサティブの本には様々なことが書かれています。どの本にも共通するエッセンスは「何故を追求するのではなく、どうしたら解決できるのかを考える」ということです。

怒り、恐れ、うつ 等の悩みはいつも人間に付きまとうものです。大なり小なりそれを感じないで生きている人はいないと思います。「人類がここまで生きながらえ発展したのは問題解決をしてきたからだ」とある本には書いてありました。常に人間は何らかの危機に直面しています。通常、科学というものは、何故それが起こったのか、どうすればそれを解決できるのかという手法を取ります。原因をつきとめ根本から解決すれば全てが解決すると考えるからです。しかし、アーサティブに問題を解決する方法はそのような手法を取りません。人間関係の問題は何故がわかっても、根本的に解決するとは限らないからです。

ある本では以下のような手法を取っています。

1 自分の事は自分で決める

誰であれ他人から自分のしたくないことを押し付けられても相手を傷つけず、自分に嫌な感情を引き起こすことなく「きっぱり断る」ことができるようになることである。

2 操り人形にはならない

我々は、教育によって、「でなくてはならない」と条件付けされているところがあります。友達を大事にしようと教育されてきたと思います。しかし、友達中心でいると家庭を犠牲にしてしまったり、遊びの誘いを断れなかったり、お互いになれあって、自分が成長する機会を失うこともあります。

3 針のとんだレコードのように粘り強く繰り返す

4 のれんに腕押し

「のれんに腕押し」と呼ばれる技法を提唱する人もいる。敵対者があなたを批判しても、その言葉の一部に限定的に真実を見出し、それに賛成するという技法である。一部分だけ、あるいは原則だけなら、賛意を表明することも可能である。

5 欠点についての質問

欠点についてへの質問は、特定のことについて、さらに批判を求めるものである。しかし、相手からの批判の一部に賛成して、自分の欠点を認めたとしても、それは決して相手からの要求を受諾するということではない。

6 「私」を主語にすること

「私」を主語にして述べると、自分の立場における感情や希望を、他人への評価を表明したり、他人への感情を責めたりすることなく、伝えることができる。

その他様々なテクニックが考えられています。

 

アーサティブな関係を築くことは一朝一夕にしてできるものではありません。アーサティブにどうしたら解決できるかを粘り強く何回も繰り返し出口が見つかるものだと思います。

皆さんの介護現場で役立てていただければ幸いです。

 

Ⅲ  人間関係トラブルに備える 

当たり前ですが、すぐに「訴えるぞ。」などの態度に出ることはよくありません。できるだけ当事者同士で和解するようにしましょう。

不快なことを受けたとき、それを客観的に書きとめ第三者から見ても明確にわかるようにしておくことは重要なことです。

しかし、あからさまに書いた紙を見せて「お前こんなこと言っただろう。」などの態度は相手の感情を逆なでするので絶対にしないように。

怒りにまかせて、嫌がらせを受けたときのことを書くことは大事です。自分のものとしてしまっておきましょう。人に見せびらかしたりしないことです。

時間がたって読み直してみると意外と自分も良くない態度を取っていたり、反省する点もでてくると思います。

嫌がらせをする人に注意する時は、感情に任せてこの人の個人的な性格の欠点や人格を否定するような注意の仕方は駄目です。そのような態度は、自分がハラスメントしていると取られても仕方ありません。

嫌がらせを受けたとき自分の都合のいいように解釈せず、その人から受けた嫌な言動をできるだけ正確に伝え、今後はやめるようにお願いしましょう。お互い人間ですから冷静に話し合えば解決する場合が殆どだと思います。そしてお互いの理解が深まりチームワークが更につよくなると良いと思います。

  7つの習慣

太田さんは人間関係を良好にするアーサティブをお勧めされていますが。私のお勧めは「7つの習慣」です。軽く目を通したのですが、とても難解です。簡単に内容を御紹介します。

 

まずパラダイム、価値観について述べています。人の価値観がどのようにしてつくられるのか。

この3つの画を見てください。一番左の絵は若い娘にも見えるし、老婆にも見えるように作成されています。二番目の絵は若い娘の絵のみを強調しています。二番目の絵だけを見せ若い娘の概念を連想させます。20歳くらいの女の子かな、ボーイフレンドはいるのだろうか?そして一番左の絵(若い娘にも見えるし、老婆にも見えるように作成された絵)を見せられると若い娘の画の部分だけしか見えなくなってきます。あいつ暗くてさ、皆に仲間外れにされて嫌な奴なんだ。という悪口を皆で言い合ってその子の悪口で盛り上り快感を感じ仲間外れにされてあたりまえの奴なんだ。というパラダイム、価値観が皆にできいじめが起こります。

いじめられている人が、口数は少ないが、あまり世間話が好きでなく地道に努力しクラスの子には言わないが休日には老人のボランティア活動に参加し将来は老人問題に貢献する人材になりえる生徒だったらどうでしょうか?見方が全く変わってきます。

パラダイム自身が間違っていたらその人の行動は、まちがったものになる。この本の本質は最初の方に出てきます。「手法はある特定の状況においてしか適応できないが、原則は深い基礎的な真理であり、

不変の応用がある。」とあります。東京を歩くのに大阪の地図を持って歩けばとんでもない所に行ってしまう。雑草を取り除くために葉っぱだけを切り、根っこは抜かない。アメリカの雑誌で「成功」をテーマにした本は個性主義の考えが多すぎるとあります。個性主義は時には成功しているように見えるが長期的には必ず化けの皮がはがされる。一時、日本でも社員教育に外部のコンサルタントが入って高い教材を買わせてマニュアルに沿って教育がなされたりしました。お客様への笑顔の作り方の指導などです。そのようなテクニックで一度に人間的な高い成長はない。と言っています。様々な経験やプロセスを経ないで人格の向上はない。正しい地図をもって正しい道を歩かないと目標にはたどり着けないと言っています。原則は正義、公正さ、誠実、正直、人間の尊厳というような人間の文明が始まってから変わらない本質に基づいた物でないと本当の成功は生まれないという哲学をベースに作られています。

第一の習慣 主体性を発揮する

まず人間関係の中心となる自分の主体性を確立することです。

第二の習慣 目的を持って始める

何を基準にして行動するかです。家族中心、友達中心、仕事中心どれを目的とするかです。

第三の習慣 重要事項を優先する

緊急で重要な事、緊急ではないが重要な事、緊急だが重要ではない事、緊急でも重要でもない事に分けられ、緊急ではないが重要な事に時間をとることを勧めています。

第四の習慣 WIN・WINを考える

自分も満足し相手も満足するには自分でなければできない使命と、別の人ではないとできない使命を考える。自分も重要だが相手も重要だということです。

第五の習慣 理解してから理解される

眼科の医師がこれは自分の使っている眼鏡でよく見えるからお前もこれと同じのを作ってやるからそれをお前も使えという眼科医には誰も行こうとしません。

第六の習慣 相乗効果を発揮する

人には人の価値観があって、人間一人の価値観だけでは何も成し遂げることはできません。違った価値観を認め合い多面的なパラダイムを共有することで相乗効果を発揮し2倍も3倍も効率よく社会に貢献できる仕事ができるようになります。

第七の習慣 刃を研ぐ

更に学びと訓練によって最新再生(螺旋状の上向きの成長、変化、常なる改善の良い循環を作り出す原則)を図る。最新再生の性質は良心である。良心とは私たちの心が澄んでいる時、原則に沿っているかどうかを感知させてくれ、原則に近づかせてくれるために人間に与えられた賜物である。以上簡単に紹介させていただきました。本書の内容にもアーサティブの考えが盛り込まれています。人間関係の改善には7つの習慣を読んで実践すれば必ず職場の効率をあげ、ご利用者さんにも喜んでいただける施設になると思っています。

腰痛

腰痛は移乗動作など患者さんを持ち上げるときに起こることが圧倒的に多いです。

私は、ぎっくり腰の起こるメカニズムを3回ほどFacebookに投稿しましたが、腰痛の相談が後を絶ちません。正しい移乗動作については当ホームページの「移乗動作」を参考にしてください。

ぎっくり腰の起こるメカニズム

腰椎及び骨盤は強力な靱帯によって、補強されています。特に骨盤の関節の動きは小さく、1ミリくらいの動きしかありません。しかし、この範囲でわずかの動きがあり、靱帯も緩んだり、締まったりしています。

腰部が不安定な状態、骨盤、腰部、体幹の靱帯が緩んだ状態で、急激に患者さんを持ち上げる等の力仕事をし、骨盤腰部に力が加わると骨盤にひずみが起こったままで固定されることになり骨盤腰部の靱帯の捻挫が起こりこれが、ぎっくり腰となり激痛が起こります。

したがって力仕事をする前は腰部骨盤を固定して捻挫が起こらなようにしてください。

また、日ごろから骨盤に歪をつくらないように、足を組んで長時間座る、寝転んでスマホをするなどをしない。正しい姿勢を心掛けることが重要です。

 

腰痛について知っていただきたいのは、基本的な解剖学です。の図ように腰部は椎体、椎間板から構成され緩やかな前弯のカーブを描きます。

​この基本構造に靭帯、腹筋、背筋が覆っています。

​この構造にできるだけストレスを与えないようにすることです。

 

介護職にとって腰痛は大きな阻害因子の一つです。腰痛になってしまえば、医療機関に受診し適切な治療を受けるしかありません。その前に予防したいものです。介護で人を持ち上げたり、いろいろな被介護者の日常生活の動作を誘導する作業はとても難しいものです。腰痛予防には腰の位置をどのようにコントロールするかが重要なポイントになります。

私も皆さんと同じように、仕事では必ず、患者さんを持ち上げ、移乗動作をします。やはり、腰が痛くなる時があります。ぎっくり腰になるのは、腰が緩んだ状態で、移乗動作などをして、急に腰の力が入るとなります。​ですから、腰を固定した状態で行わなくてはなりません。

日常生活では、できるだけ腰に負担をかけないように意識しています。 体を捻じって長時間いることはできるだけ避けます。体を捻じって長時間いることは自分で寝違えの状態を作っているのと同じことです。

​例えば寝転んだり、胡坐をかいてスマホなどはしない事です。

腰椎の基本構造を考えてもらえば、それがなぜいけないのかを理解して

​頂けると思います。捻じりに弱いということです。もう一つ繰り返しますが急激な力に非常に弱いということです。

力仕事をするときはコルセットなどで固定すると良いと思います。

​コルセットは調整がとても難しいです。硬すぎたら動きづらいし、柔らかすぎると固定になりません。自分に合ったものを選んで試してみてください。

​参考にして頂いて腰痛のない介護をしていただけたらと思います。

 

介護のお仕事は夜勤があるので、睡眠障害も挙げられます。人間には覚醒と睡眠のリズムがあり脳が司っています。それが狂うと睡眠障害になりお仕事に支障をきたすことがあります。夜勤はとても重要です。世の中から夜勤する人がいなくなれば社会が回らなくなってしまいます。睡眠障害も様々なので、精神科医に相談されるのが一番だと思います。精神科の先生も夜勤をしています。当直の無い医師はクリニックで開業されている先生くらいでしょう。クリニックの先生でも担当患者さんに何かあったら何時であろうと診察されます。

医療従事者には夜勤がついてまわるので、夜勤による睡眠障害はかなり進んでいるのではないでしょうか。

 

介護のイライラについてです。

病気の人と接するのは難しいです。原因がわからず暴力をふるったり、帰宅願望があったりどのように対応してよいのか分からない事が沢山あるのではないでしょうか。

人間どのようにしてよいのかわからない仕事を任されるとイライラします。特に認知症高齢者の生活介護をするのは精神的にも肉体的にもイライラする仕事の一つです。

「介護現場から聞く」に定期的に投稿されているitoさんのブログ

http://fanblogs.jp/krkrkreichel/archive/107/0

は認知症の方の対応を実務者の立場から書かれているのでとても参考になると思います。

 介護うつを打ち消すための名言

 

いい結果が出ないとき、多くの人が犯す2つの間違いは何か?

「人や物のせいにすること」と「不平を言うこと」

 

世の中の失敗の99パーセントは、言い訳をする習慣のある人達によるものだ。

ジョージ・ワシントン・カーヴァー

 

自分を信じろ。自分の能力に自信を持て。

自分の力に対して謙虚になると同時に

自信を持たない限り、

成功することも、幸せになることもできない。

ノーマン・ビンセント・ビール

 

ほとんどの人が失敗するのは、

才能や能力がないからではなく、

自分を信じないからだ。

自分を見くびつてはいけない。

小さな目標を達成することを信じ、

そうすることによって自信を付ければ、

やがて大きな夢を実現することができる。

ティム・フェリス

 

できると思えば、おそらくできる。

できないと思えば、間違いなくできない。

自分を信じることは、あなたを発射台から離陸させる

着火スイッチである。

デニス・ウエイトレー

 

成功の大きさは、信念の大きさによって決定される。

小さな目標を信じれば、小さな業績しか期待できない。

大きな目標を信じれば、

大きな成功をおさめることができる。

デービッド・シュワルツェル

 

人々が人生で欲しいものを

手に入れていない最大の理由は何か?

自分の欲しいものが良く分かっていないから。

 

人生で欲しいものを手に入れるための第一歩は、

自分の欲しいものを決めることだ。

ベン・スタイン

 

人はみな、何かに対して情熱を感じています。

それを見つけ、情熱を燃やし続けることが、

私たちの人生の目標です。

メアリー・ルー・レットン

 

人間関係です

Facebookで多いのは介護での人間関係です。私の職場でも当然あります。私は人間関係について書ける人格も資格も持ち合わせてないのですが、病院、介護施設は女性がとても多い職場です。私もそのような環境で長年仕事をしてきましたが、人間として尊敬できる女性職員と沢山お会いしてきました。男性より決断力があり勉強熱心でリーダーとして部下を引っ張っていく力のある方です。

しかし、そうではない職員がほとんどです。自分の仕事に常に不満を漏らし、同じような仲間と不満を言い合うことに喜びを感じているような職員がいることも事実です。

前述のように介護は難しい仕事です。様々な問題に対して勉強、問題解決しようとせず、放置して安易な方法で対処しようとします。不満を共有している仲間とともにこれでええねん。と部外者の意見を排除します。どこの施設でもこのようなグループは形成されます。

経営者もこのようなグループが一斉に辞められたり、サボタージュを起こされたら困るので対処することが難しいです。心ある新入職員が入ってきたらこのグループがつぶしにかかるので人間関係の対処の方法を経営者は考えておく必要があります。

 

介護ストレスについて記載しました。皆さんのコメントもよろしくお願いします。

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